2016-12-13 朧げな唇の中で 酔いしあなたの瞳に映るわたし 一体 どんな顔をしているのでしょう 気まぐれにわたしの世界 割って入っては するりと次元 割いて去る あなたの世界にわたしは いつ 現れる 朧げな唇を覆う わたし すっとわたしを包む あなた 細部にわたる そのやわらかなぬくもり そのゆびの あいだ かすめれば こわれてしまいそうな あなたの 世界のなかで おぼれてしまいたい 絞め殺されてしまいたい 無邪気と妖艶のはざまで