しんかんせん

こどものころから

ずーっとのってるしんかんせん

おばあちゃんとのったり

いとこのかぞくとのったり

はじめてひとりでのってみたり

こどものころのぼくにとっては

しんかんせんはまるでぼうけんへつれだしてくれる

こころおどるのりものだった

おとなになるにつれて

ぼうけんはどんどんみじかくなっていった

ながたびはいどうにかわった

ときめきがみえないおとなになった

いまここのうつくしさ

それをかんじられないおとなに

しんりにであったいま

このしんかんせんのいどうが

わくわくどきどきのぼうけんになった

せかいをみる

ぼくのめがかわった